パーキンソンの法則を理解した上でエンジニアとしてどう対抗するかを整理します。
パーキンソンの法則とは
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。
Work expands so as to fill the time available for its completion.
C.N. パーキンソン
いわゆるタスクの先延ばしです。エンジニアを例にすると、余裕を持った見積もりをしたはずなのに、結果的に納期ギリギリまで開発をしてしまう現象ですね。
この現象に慣れてしまうといつまでも自身の生産性が向上しません。
パーキンソンの法則に対抗するには
パーキンソンの法則に逆らってエンジニアとしてストイックに成長するための方法を紹介します。
自分だけの納期を設定する
体外的(お客さんや上司など)な納期は余裕を持って設定したほうがいいです。これは開発業務は往々にして想定外のことが起こり、一度起こると解決するために時間がかかるためです。
ここでは体外的な納期の他に自分だけの納期を設定してみてください。頑張ればギリギリ達成できる納期がいいです。日々の業務はこの自分だけの納期を守ることに全力を尽くします。
最悪、自分だけの納期を守れなくても体外的な納期まではまだ時間があります。こうすることで納期ぎりぎりまで開発してしまう状態から抜け出せるはずです。
1日のタスクを書き出す
毎朝、日々の業務をする前に今日のやるべきタスクを紙や付箋に書き出します。さらにそれぞれのタスクに所要時間を加えます。そして、このタスクを所要時間内に消化していき実際にかかった時間も記録します。
これを繰り返すことでタスクの所要時間(見積もり)の精度も上がり、タスクの先延ばしもなくなっていくでしょう。
スケジュールの途中で違うタスクをする
どうしてもタスクを先延ばしにしてしまう方はこの方法を試してみてください。
例えば納期3週間のタスクの場合は1週間目にタスクの70%まで完了させます。正常系ルートだけ完成させるなどです。
1週間目でタスクの目処が立ったら、2週間目には全く別の業務をします。これは自分がしたかった業務のほうがいいです。
そして最後の3周目でタスクの残り30%を完了させます。
こうすることで3週のうち1週は自分のしたかった業務ができるはずです。
まとめ
パーキンソンの法則に対抗するための方法を3つ紹介しました。この3つは私が実践している方法です。
私のように先延ばしグセのあるエンジニアはどれか1つでも実践してもらえたらと思います。
30代のWEB系企業エンジニアです。毎回同じようなことを検索してしまうので、自分の備忘録的に書いています。サイトのデザインはQiita(https://qiita.com)さんに寄せています。